「わたし、一人暮らしなんで…」
「え…」
先生は驚いた声を出した
「そんなに、驚きますか？」
「いや、まぁ…理由聞いてもいい？」
「…」
理由…
そんなの1つしかない…
「…家に、わたしの実家に…居場所がないから」
「居場所が、ない…？」
先生から目線をはずし
「もう、大丈夫ですから。送ってくださってありがとうございました」
と強制的に話を終わらせた
「白木さん？」
「先生、仕事あるでしょ？もう学校に戻ってください」
「でも、一人には…「知り合いにきてもらうので大丈夫です」
先生がいおうとしていたことを遮っていった
「知り合い？」
「はい、だから心配しないでください」
先生はまだ話そうとしていたけど諦めて
「じゃ、行くね。…お大事に」
そういって出ていった
