ストロベリーキャンドル






「…どう?」




わたしは男子たちの方に意識を持っていっていたから
目の前の男子、高木くん?の話は聞いていなかった




「あ、ごめん。聞いてなかった」




高木くんは少し傷ついた顔を一瞬して
もう一度言ってきた




「今日のお昼一緒に食べたいんだけど…どうかな〜って。」




「あー別に、いいよ」




「ほんと?!やった!」




そんなに嬉しいことなのかな…




わたしが不思議に思っていると朝のHRが
始まるチャイムが鳴った




「じゃ、また後でね」




そういって高木くんは席に戻っていった




先生が出席などをとっているときわたしの席の近くの女子たちがこそこそ話しているのが聞こえてきた