ストロベリーキャンドル







先生はわたしが靴を履き替えているときずっと支えてくれていた




なるほど、こういうとこがこの人がモテる理由なのかもなと思った




「じゃ、乗って!」




わたしはまた先生におぶられた




そのまま玄関を出て校門とは逆の方向に向かい、校舎裏に向かう




そこには先生たちが利用している駐車場があった




先生はそのなかの1つ青い普通車に向かっていた




「先生の車…?」




「そうだよーかっこいいでしょ?」




「…別に、普通だと、思うけど」




えーかっこいいよーといいながら車に近づき助手席側のドアを開ける




「下ろすよー?」




そういってわたしを座らせかばんを渡しドアを閉めた




わたしが苦労してシートベルトをしようとすると




「あ、するからいいよ!」




と運転席に座りながらいい、シートベルトをしてくれた