「そっかぁ〜!あの空ちゃんか…」
「パパ、空ちゃんのこと知ってるの?」
「空ちゃんはね、パパの病院で生まれたんだよ」
え…
「あら〜そうなの!偶然ね〜」
わたしが十夜のお父さんの病院で?
「でもあなた、よく覚えてたわね」
「うん、研修中に取り上げた子のことはよく覚えているよ。…とくに白木さんのとこの子はね」
おじさんはとても懐かしそうにいった
「大きくなったね」
そういってわたしの頭をなでた
わたしは何だかすごく泣きそうになった
何百人もの赤ちゃんの中でわたしのことを覚えててくれたことが嬉しかった…
あの家ではいないものとされているわたしのことを覚えててくれていた人がいることがすごく嬉しかった…
「ゆっくりしていきなさい」
「…はい」
そのあとは4人でいろんな話をした
主に十夜の赤ちゃんのときの話
この家にいる人がみんな十夜の赤ちゃんの頃のことを知っているのが新鮮でわたしはたくさんのことを聞いた
そしてわたしも学校での十夜の話をした
おじさん、おばさんはすごく喜んでくれた
十夜は恥ずかしそうだったけど
