ストロベリーキャンドル






「ただいまー」




「おかえりなさい、あなた」




「ただいま。ただいま〜遼〜」




お父さんが帰ってきた音が下から聞こえる




わたしはあれから2階の部屋で勉強をしていた




「あれ、空は?」




「勉強でもしてるんじゃないかしら」




「少しくらい休めばいいのに…」




「…そうね」




階段を登ってくる音が聞こえる




わたしの部屋の前で足音が止まった




「…!!」




お願い、入ってこないで…




今お父さんにあったら泣いてしまう…




あの人のせいで泣きたくなかった




「…」




しばらくしてから部屋の前の人はまた歩き出した




「…はぁ。」




わたしはまた勉強を始めた