でもしばらくしてからあの人はわたしのことをほっとくようになった
弟が生まれたからだ
「ええ〜んっ!!」
「はいは〜い、どうしたのー遼ちゃん」
あの人は少しでも弟がぐずると何をしてでも飛んでくる
わたしはその頃から部屋に引きこもるようになった
自分の部屋にいる方が楽でいい
必要最低限部屋から出ることはなかった
とにかくあの人と一緒の空間にいたくない。
あの人は弟のことばかりでわたしのことはいないように扱っていた
話しかけられるとすればお父さんがいるときだけだった
それでも成績が下がると怒られた…わたしはあの人のストレスのはけ口のように扱われていた
わたしはあの人のためではなくお父さんのために勉強しようと思った
将来お父さんの仕事を手伝うために…
