ストロベリーキャンドル






その頃からお父さんは夜遅くまで仕事をするようになった




わたしが寝た後帰ってきて、わたしが起きた頃にはもういない




何日もお父さんと会わない日が続いた




わたしはその度に手紙を書いていた




"げんきですか?むりしていませんか?おしごとがんばってね"




その手紙に返事が書かれていることもあった




"ありがとう。だいじょうぶ、げんきだよ
さびしいおもいをさせてごめんね
おしごといってきます"




返事が書かれているとすごく嬉しくて、同時に安心もしていた




ああ、忘れられてないなって




手紙には寂しいとは書けなかった…




(お父さんはわたしのために仕事をしてくれている。頑張ってくれてるのにわたしが寂しいなんていえない…)




そう思ったから。