「全然。でもさなんで敬語?」
「癖、というか…」
「そうなんだ…でも俺には普通にタメでいいよ?同級生なんだし」
父が明るくいった
「分かりまし…分かった」
母がふわっと笑った
「っ、」
後から聞くとその笑顔に一目惚れをしたらしい
それから父と母は同じ授業だったりすれ違ったりすると軽く話す程度にはなったらしい
勉強の話や趣味の話、好きなものの話などたくさんの話をして
自然とお互い好きになり、父が学校の学園祭のときついに告白した
「高城さん、俺と付き合ってくれないかな」
「…はい」
それから父と母は学校内で有名なカップルになった
母がついに誰かと付き合い始めたという噂が広がり、相手は誰だっ?!となり…
2人が付き合ってるって知らない人はいないくらいに広がっていった
父も割とかっこいい方だったから2人が付き合ってると知ったたくさんの女子が泣くことになった