さすがに最初は年頃だったし気になってたけど
いまさらわたしたちの間に変なことは起きないかって思って
今じゃそこが布団の定位置になっている
「準備出来たよ」
「おーさんきゅー」
「じゃ、わたしお風呂入ってくるから」
「ごゆっくり〜」
十夜は目線をテレビから話さず後ろ手で手を振った
だから、ここはわたしの家だっつうのっ!!
でもあの後あまりあの人のことを考えないでいられるのは十夜のおかげだ
…また十夜に感謝することが増えたな
この感謝はどうやって返したらいいんだろう。
お風呂に入っている間ずっとそのことを考えていた