「あったあった!白木さんあったよ〜」
先生が食べ物を見つけたのか奥から戻ってきた
手に持っていたのはお菓子の詰め合わせ
「これでパーティー出来ますよ〜!」
「…白木さん?」
わたしの顔を見て様子がおかしいことに気づいた先生が近づいてきた
「どうしたんですか?」
「空さん…?」
橘さんも心配そうにわたしのことを見てる
「空!しっかりしろ!命に別状はないらしいから。すぐそっちに行くから待ってろ!!」
そういって十夜は電話を切った
電話が切れてもわたしは固まったままだった
「遼…」
「遼?」
先生と橘さんはお互いを見合った
