ストロベリーキャンドル






「本当にありがとうございました」





目に当てていたタオルを持って橘さんは起き上がった




「あのとき、白木さんが来てくれなかったら…私…」




「何回もお礼いってくれてもう十分だよ」





「でも、ほんと感謝してもしきれないです。先生にも」





「僕?」




先生はいつものようにコーヒーを入れていたけど手を止めてこっちを見た




「僕は何もしてないよ〜ほとんど白木さんが頑張ってくれてたし」




「先生は私の話ちゃんと聞いてくれて、気にかけてくれて。それだけですごく嬉しかったし絶対負けないっ!って思えたんです!!」




橘さんは立ち上がって




「本当に本当に、ありがとうございました!」




と頭を下げた