「…」
橘さんはまだ我慢しているみたいだった
わたしはいすを橘さんの隣に移動させて近くに寄った
「…あんな人たちに、白木さんの悪口いわれたくなかった」
「橘さんちゃんとわたしのことかばってくれたじゃん、やめてっ!!って。あれ結構嬉しかったよ?」
橘さんは下を向いたまま。
「…ありがとね」
わたしがそういうと
「…うっ…ふっ…」
橘さんが声を我慢して涙を流した
わたしは橘さんを抱きしめた
そして背中をぽんぽんと、あのとき先生がしてくれたみたいに優しくたたいた
子供をあやすように。
橘さんもわたしをぎゅっと抱きしめた
