わたしは5人が出ていくのを見送ってから振り返った
橘さんは下を向いている
「ごめんね、ほんとは出てくるつもりなかったんだけど…橘さんがわたしのこと守ってくれたから」
橘さんは無言で下を向いている
「ほんとごめんね。明日からまたひどくなっちゃうかも…逆効果になっちゃったね」
橘さんはふるふると頭を振った
「嬉しかった…白木さんが来てくれて…」
わたしはその言葉が素直に嬉しかった
そのとき気づいた、顔にケガをしていることに
わたしは橘さんの顔を上に向かせて親指でそのケガをなぞった
「ケガしてるね…保健室行こうか」
橘さんはなにもいわなかったけど橘さんの腕を掴んで強制的に連れていった
