ストロベリーキャンドル






「あっ!!」





そのとき目の前を白木空が歩いていた




彼女は俺の声に気づいたのか振り返って目が合った




…ごめん。




俺は彼女の腕を掴んで引っ張り…




キス、してしまった…。




唇が離れて彼女を見ると、




目を大きく開けて固まっていた




後ろには俺にコクってきた女子生徒がいた




「つまり、こういうことだから」




「は?」




俺は女子生徒に振り向いていった




「僕、白木さんが好きなんだ。一目惚れしちゃって…まだ告白してないけど、するつもり」




…俺は、何をいってるんだろう。




もう自分でもパニクってて何をいっているのか分からなかった