ストロベリーキャンドル






それから、授業中ちらっと見てもいつものようにつまらなそうに窓からの景色を見ている




たしかに、邪魔されないのはいいが…




ちょっと、へこむよな。




俺の授業がそんなにつまらないのかっ!!って聞けたらな〜。




それから数日後、事件は起こった。




「ねぇ、先生。いいでしょ?」




なんで、俺は理科室で誘惑されてんだ?




俺は今女子から告白されている




どうしよ、こんなときってどーやって断るんだ?!




「いや、あの〜とにかく落ち着こ?」




俺は女子生徒の体を押した




「落ち着いてるよ?わたし、先生のことが好き。付き合ってほしいの!!」




おいおいおい、まじ勘弁してくれよーっ!!




「付き合えないよ、それにほら君は俺にとっては生徒だし…」




「そんなの関係ないじゃん!!内緒で付き合っちゃおうよ♡」




あーもー無理。




「ごめん、俺用事あるから」




俺はとにかく教室から出た。




ダッシュで逃げた。