ストロベリーキャンドル






「…っはあ。」




唇が離れたかと思うと今度は首に移動した




「いやっ、やめてっ!!」




必死に体を押すけど離れない




男の人が本気を出したらびくともしない




服の中に手が入ってくる




足も封じられて身動きが取れない




…もう、ダメだ。




…先生、助けて。




わたしがそう思ったとき、




ーパシャッ。




え?




ーパシャッパシャッパシャッ。




カメラのシャッター音が聞こえた




その音に気づいて久住くんの動きが止まった




久住くんの体で誰が撮っているのかわからない




久住くんが振り向くと




「いや〜撮れた撮れた!!証拠。」