ストロベリーキャンドル






「はぁ、はぁ、…」




久住くんが教室に入ってくる




「空…やっと、分かったよ。君の気持ち」




わたしの、気持ち?




久住くんは突然笑顔になった




「俺をつなぎとめてたかったんだよね?」




…は?




「俺に心配かけて、相手にして欲しかったんだよね?」





「…ちがう、」




首をふりながらいった




「もう、いいんだよ?無理しなくて」




教室の隅に追いやられた




「…いやっ」




肩を掴まれた