ストロベリーキャンドル






「…っ、イタ。」




わたしは我慢できなくなった




「…久住くん?」




突然久住くんが立ち止まって振り向いた




「大雅って呼んでって昨日いったよね」




やばい。




久住くんの表情、声を聞いて直感的にそう思った




大雅って呼んで欲しいこと忘れてた…





「俺は空って呼んでんのに、なんで呼んでくれないの」




久住くんは完全にこっちを向いた




「2人きりになるなっていったのも、空のことが心配だからいってんのに。なんでいうこと聞いてくんないの」




久住くんが一歩ずつ近づいてくる




わたしは反射で近づいてくる度一歩ずつ下がる





「あんな…教室に2人きりでいて、何かされても誰も助けてくれないんだよ?しかも、この辺は人通りも少ないし、襲ってくれっていってるようなもんじゃん」




コツン。




かかとが壁にあたった




背中が壁に触れて冷たい