「もともとの素質がないとあんなに点数決められないと思うよ」
わたしは思ったことをそのままいった
久住くんは立ち止まってわたしを抱きしめた
「ありがと…俺正直チームの中であんまうまい方じゃないんだ
でも空にそんなふうにいってもらえて嬉しい」
ぎゅっと抱きしめる力が強くなった
「俺、どんどん空にハマってる。」
体を離してわたしの目を見て
「ずっと、一緒にいて?」
といった
とても真剣な、でも少し辛そうな顔でいった
わたしはなんて答えればいいか分からなかった
たぶんこの人とはずっといられない、そう思ったから
でもそれをいえるほどわたしは冷たくはなれなかった
「あ、わたしもうここでいいよ…じゃ」
わたしは逃げようとした。でも
「待って!!」
腕をつかまれてしまった
