ストロベリーキャンドル





「ピーっ!早く走れー!!」




コーチを中心に練習をやっている




わたしは近くのベンチに座って見ていた




わたしが来たのに気づいたのか久住くんが大きく手を振ってきた




「空っ!来てくれたんだ!!」




大きな声で名前呼ばないでくれるかな…




わたしは恥ずかしくなって目をそらす




その声で周りのチームメイトもわたしが来たことに気づいた




「うぇっ!白木 空が来てる。なんで?」




「久住が呼んだのか?」




「えっ?!あいつ白木さんと付き合ってたの?」




その中でも数人の、たぶん久住くんと仲のいい人たちは久住くんをいじり始めた




「おいっ!お前、いつから白木さんと付き合ってたんだよ!!」