〜 司 視点 〜
「慶都さん…っ!
遥がいないって…本当なんですか!?」
『司か……!?
お前じゃ話にならない!アキラに代われ!』
「慶都さん!!」
慶都さんの態度は、今に始まったことじゃない
遥が俺を好きになったと気づいた慶都さんは、俺を憎んでいた
だから、こんな態度はもう慣れたが…
「話してください!!
遥は、どこにいるんですか!?」
今は、言い争っている場合じゃない!
遥が慶都さんの元から消えたのか聞きたい!
『なんで俺が遥の居場所をお前に教えないといけねぇんだよ…っ!!
遥を裏切った、お前に
俺が遥のことを教えるわけねぇだろ!!』
慶都さんは、電話越しに怒鳴ってきて
明らかに俺にキレていた
「あれは誤解なんです!
俺は遥をまだ愛し………」
『言い訳なんか聞きたくねぇんだよ…!!
遥に愛されていながら……
お前は、遥を……裏切って……
しかも、恋した相手は………蛍ちゃん?
笑わせんなよ!!
遥を傷つけて楽しいかよ、てめぇは!!』
「だから誤解………」
「代わりなさい、司」
「アキラさん……」
アキラさんは、俺と慶都さんが言い争っているのに苛ついたのか、俺を鋭い目で見つめ言うと、携帯を奪い慶都さんと話始めた
「私です、慶都
それで、遥ちゃんはあなたの元から姿を消したのですか?
…………ええ。分かってます
じゃあ、目を離した隙に遥ちゃんは消えていたんですね?
どこに行くとか聞いてはいないのですか?
…………まあ、そうですよね…
分かりました、ではこちらでも捜してみます
………ええ。分かってますよ、では……」
アキラさんは、電話を切り
ふぅ……とため息を吐くと俺を見た
「遥ちゃんが慶都の元からいなくなりました」
「やっぱり……」
「恭也たちにも協力してもらい、遥ちゃんを捜してもらいましょう」
「…………お願いします…」
遥……
どこにも行かないでくれ……
お願いだから……
俺の元に戻ってきてくれ………

