私の中にあと二人いる 【 番外編2 】


〜 司 視点 〜



「慶都さん…っ!

遥がいないって…本当なんですか!?」



『司か……!?

お前じゃ話にならない!アキラに代われ!』



「慶都さん!!」




慶都さんの態度は、今に始まったことじゃない

遥が俺を好きになったと気づいた慶都さんは、俺を憎んでいた


だから、こんな態度はもう慣れたが…



「話してください!!

遥は、どこにいるんですか!?」




今は、言い争っている場合じゃない!

遥が慶都さんの元から消えたのか聞きたい!




『なんで俺が遥の居場所をお前に教えないといけねぇんだよ…っ!!

遥を裏切った、お前に
俺が遥のことを教えるわけねぇだろ!!』



慶都さんは、電話越しに怒鳴ってきて
明らかに俺にキレていた



「あれは誤解なんです!
俺は遥をまだ愛し………」


『言い訳なんか聞きたくねぇんだよ…!!

遥に愛されていながら……
お前は、遥を……裏切って……

しかも、恋した相手は………蛍ちゃん?
笑わせんなよ!!


遥を傷つけて楽しいかよ、てめぇは!!』



「だから誤解………」


「代わりなさい、司」


「アキラさん……」




アキラさんは、俺と慶都さんが言い争っているのに苛ついたのか、俺を鋭い目で見つめ言うと、携帯を奪い慶都さんと話始めた



「私です、慶都

それで、遥ちゃんはあなたの元から姿を消したのですか?


…………ええ。分かってます


じゃあ、目を離した隙に遥ちゃんは消えていたんですね?

どこに行くとか聞いてはいないのですか?


…………まあ、そうですよね…


分かりました、ではこちらでも捜してみます

………ええ。分かってますよ、では……」




アキラさんは、電話を切り
ふぅ……とため息を吐くと俺を見た




「遥ちゃんが慶都の元からいなくなりました」


「やっぱり……」


「恭也たちにも協力してもらい、遥ちゃんを捜してもらいましょう」


「…………お願いします…」




遥……

どこにも行かないでくれ……


お願いだから……

俺の元に戻ってきてくれ………