私の中にあと二人いる 【 番外編2 】



「……遥…っ!

俺がいる!俺が遥を愛してあげるから…っ!」



慶都は、子どものように泣きじゃくる僕を強く抱きしめ言ってきた



「何度も言うよ

俺は遥しか見てない
遥しか愛さない

遥だけを想ってるよ

だから、俺を見て
愛してよ……」




慶都と僕は同じ……

一方通行の恋をしている


慶都は、確かに僕を見て愛してくれる

だけど……


僕の心が慶都じゃダメだ…と言っている

僕は慶都を愛せない




司……

僕、まだ……司のこと好きだよ……


司が僕の嫌いな蛍を愛しても…

僕は……司を想う気持ちがなくならないんだ…



司……

僕……司を諦めきれないよ…


湊人のときとは、違う……

何故か、司を憎めないんだよ……



どうしてかな……?

司は、湊人と同じで僕を想い人の代わりにしたのに……


好きな気持ちが離れない……




一年したら……

こんな気持ちは忘れられるのかな……


なら、僕は……

司の前から………