「……遥…っ!
俺がいる!俺が遥を愛してあげるから…っ!」
慶都は、子どものように泣きじゃくる僕を強く抱きしめ言ってきた
「何度も言うよ
俺は遥しか見てない
遥しか愛さない
遥だけを想ってるよ
だから、俺を見て
愛してよ……」
慶都と僕は同じ……
一方通行の恋をしている
慶都は、確かに僕を見て愛してくれる
だけど……
僕の心が慶都じゃダメだ…と言っている
僕は慶都を愛せない
司……
僕、まだ……司のこと好きだよ……
司が僕の嫌いな蛍を愛しても…
僕は……司を想う気持ちがなくならないんだ…
司……
僕……司を諦めきれないよ…
湊人のときとは、違う……
何故か、司を憎めないんだよ……
どうしてかな……?
司は、湊人と同じで僕を想い人の代わりにしたのに……
好きな気持ちが離れない……
一年したら……
こんな気持ちは忘れられるのかな……
なら、僕は……
司の前から………

