「………そうだよ…っ!
僕は、まだ司のことが…好きだよ…っ!
簡単に司を想う気持ちを失えるわけないだろ!!」
何度も
何度も僕は司を忘れようとした…っ!
だけど……っ
司を想う気持ちが強すぎて、司を忘れるなんて出来ないんだよ…っ!
「僕が一途に想ってた相手なんだぞ!
簡単に切り替えられるわけないだろ……っ!」
湊人のときと同じ……
失ったときのショックや…
想う気持ちが強すぎて…
切り替えられることが出来ない
「……っ…どうすれば…
どうすれば、司を忘れられるんだよ…っ!」
「遥………」
恋は……辛い…苦しい…
だから、恋なんてしたくない
湊人を失ったとき
何度も思ったことだ
でも………
僕は、愛されたい
蛍は、誰かに愛されたかった……
だから、僕という人格を創り出した
僕は愛されたい気持ちからは逃れられない
そう創り出されたんだから…
湊人を愛し……失い…
司を愛し…想いが叶ったと思ったら…
結局、僕はまた失った……
僕は………
誰かを好きになりたくない
だけど、好きになってしまうんだ…
止まらないんだよ…っ!想いが…っ!
「……っ……うぅ……
司が……司が…好き……好きなんだよ…っ」
こんなこと言っても…
司が僕を好きになってくれないのは分かってる
司は、蛍のことが好きなんだから…っ!
僕と同じ顔や身体なのに……
司は、僕より……蛍を選んだんだから…っ!
「なんで……なんで…っ
僕じゃ……ダメなの…っ……」
分かってる
分かってるよ…!
僕の性格が原因
僕じゃ…
蛍のような純粋な子には勝てない
こんな浮気症な僕を……
司が愛してくれるわけない

