〜 慶都 視点 〜
「はーるーかー」
「……………」
俺の家に行きたくないと遥が行ったので
近くのホテルに泊まった
俺の家だと司が来ると思ったからだろうね〜
まあ、いつかは俺の家に嫁として来てもらうからいいけどさ〜
遥は、ホテルに着いてからソファに座り放心状態だった
声をかけても反応がなく、キスをしても何も反応してくれなかった
「遥〜、なんか言ってよ〜」
「……………」
司に振られたのが相当ショックだったのか、遥は心がないみたいにただ前を呆然と見ていた
遥の元カレが……
湊人さんだとアキラが光輝さんに話しているとこを聞いた
遥が湊人さんと会って傷ついていると言っていたので俺は遥に会いに行った……が…
まさか、司に振られているとこに出くわすとは…ね……
こうなると俺は、思っていたよ!
司は、遥を好きにはなれないって…!
だって、どう見ても司のタイプって蛍ちゃんぽくない?
なんか優しくて穏やかな感じの人?
蛍ちゃんが太陽なら
遥は月って感じでしょう〜?
司のタイプは、太陽みたいな人なんだよ〜
「遥…
だから、言っただろ…?
司を好きになるのは、やめた方がいいって…
司は、結局……蛍ちゃんみたいな人を選ぶんだよ……」
「………っ……」
俺の言葉が遥に届いたのか、遥は足を抱えて、その上に頭を乗せ静かに泣いていた
あーあ……めちゃくちゃ可愛い…
なんか、しおらしい遥も可愛すぎ…て…
今は、遥を慰めないといけないのに……
遥を抱きしめて可愛がりたい!っていう気持ちが出てくる
ホント、俺って……
遥依存症だよなぁ〜
「遥……
俺にしなよ…
俺は、絶対に遥を裏切らないし
遥しか愛さないよ…?」
「…………いやだ…」
遥の声を聞けたと思ったら…
俺への拒絶の言葉だった
「えー、なんでさ〜」
「チャラい。キモい。タイプじゃない」
グサッ……
遥の言葉が胸に刺さった
ひ、酷いよぉ…遥〜
俺って、そんなダメ?
チャラいのは、直せるけど……
後の二つ、無理がある…直せないよぉ〜
「前にも言ったけど…
慶都は、僕が慶都に振り向かないから
好きなだけ…興味があるだけだよ
僕が慶都を好きになったら、慶都は僕から離れるよ」
遥は、顔を上げると…
いつもの冷たい表情で俺を見てきた
「そんなこと絶対にないって!
マジ、俺……遥、一筋だから!!
超愛してるから!飽きるとかないよ!」
「チャラい…」
「うわぁ〜、ご、ごめん!!
やり直す!!
本当に愛してる…!
俺…遥だけだから!
遥しか眼中にない…
他の女なんか目に入らないくらい……
遥のこと愛してる…っ!」
本当に遥しか見えない
今まで、散々遊んできた俺だけど……
好きな子には、一途ってとこを遥に見せてきた
遥に気づいてほしかったけど…
遥、俺を見てくれないし…
すっげぇ、悲しかったけど……
頑張ってきたんだよ!
本当に遥しか見えないから…!
信じてほしい…っ!

