『湊人さんは、たぶん…
遥ちゃんのことをまだ……』
「俺は…」
俺は、遥を…
「手離すつもりはありません」
遥の元彼が現れて、遥が動揺しているとしても……
遥を想う気持ちは変わらない
遥が俺をフリ、元彼のとこに行っても…
俺は遥を想い続ける
『そうですか…
頑張ってください、司!
湊人さんには、悪いですが…
私はあなた…司を応援します!』
「アキラさん……」
アキラさんは、俺なんかより
湊人さんとの関わりが多いはずなのに…
俺を応援すると言ってくれた
『遥ちゃんには…
司の方が合ってると思います
遥ちゃんの行動を止められるのは…
あなたしかいませんからね〜』
「あはは…」
確かに俺は、遥の行動を毎回止めてきた
遥は、俺に惚れていたから…
俺の言葉をきちんと聞いていたが…
もし、湊人さんの方に気持ちが傾いたら…
俺の行動は意味がなくなる
『司、心配しなくても大丈夫ですよ
遥ちゃんは、きちんとあなたを想っています
湊人さんが現れても…
遥ちゃんは心変わりなんてしませんよ』
俺の気持ちがアキラさんに伝わったのか
アキラさんは、穏やかな声で俺を励ましてくれた
「アキラさん…
俺、遥が好きです…
本気で愛してます…
だから、渡すつもりはないです!」
遥がいたから…
俺は、変わった
あまり感情を表に出す方じゃなかった…が…
遥を好きになり…
嫉妬という感情を知り、遥を愛おしいって思う気持ちが出てきた
遥といると…
すげぇ…楽しいし…
何故か胸が温かくなるんだ…
だから…
遥を渡すつもりはない
『……司、頑張ってください!
湊人さんに負けないでください!』
「はい!」
遥を想う気持ちで負けるつもりはない
どんな相手だろうと…負けるつもりはない

