〜 司 視点 〜
「遥……?」
遥に声をかけたが反応はなく
ただ、静かに寝息をたてているのが分かった
寝たのか…
俺は遥が起きないように遥から離れ
氷枕など必要なものを準備した
〜〜 ♪
準備が終わってすぐ、俺の携帯が鳴った
画面を見ると、アキラさんからの着信だった
『あっ、司ですか?
遥ちゃん、家に戻ってきましたか…?』
「はい。
すみません、遥が色々迷惑かけたみたいで…」
『大丈夫ですよ
司が気に病むことはありません
遥ちゃんの行動には、ある程度慣れましたから…』
「すみません……」
遥が家に戻ってくる前に
アキラさんから、ある程度事情を聞いていた
アキラさんは、怒らなかったが遥は…
アキラさんの手足を縛った上、ホテルに置き去りにした
普通は、怒鳴るくらいするとこだが
アキラさんは、何も言ってこなかった
『司…
君は、どうするのですか…?』
「何がです…?」
『……湊人さんのことですよ…』
「ああ……」
アキラさんの言いたいことが分かり
俺は、言葉を濁した
湊人さん……
初代鳳凰の副総長だった人…
そんな人が…
遥の元彼だった…
遥は、最初…
俺が鳳凰に入るのが気にくわないでいた
遥に理由を聞いてもはぐらかされたが…
まさか、そういう事情があったなんて…

