私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




湊人の話は、とても辛いもので…
誰も幸せになれないような、すごく悲しい話だった…




「俺のせいだな…

俺がお前の気持ちに気づかず…
蓮華と付き合った…

全て俺のせいだ…」




湊人は、蓮華のことが好きだった…
なのに俺は、そんな湊人の気持ちに気づかず、蓮華との惚気話や相談を湊人にしていた

湊人がどんな気持ちで、それを聞いていたかも知らずに……




「ち、違う…!
光輝は、何も悪くない!

俺がいけなかったんだ…
俺が二人の仲をもっと大切に想っていれば…

こんなことには、ならなかったんだ」




俺たちは、お互いに自分を責めた
自分の犯した罪を悔いるかのように……




「………湊人…
お前さ…

本当は、遥のこと好きだったんじゃないのか…?


前に一度、お前…
蓮華の誕生日を忘れてたことあっただろ…?

家にも帰らず、次の日にお前…
蓮華にすっげぇ謝ってたじゃねぇか…

もしかして、あのとき…
遥と会ってたんじゃないのか…?」





あのとき、俺と蓮華は
湊人に彼女が出来たのだと思っていた

その頃は、湊人は最初と比べて
なかなか俺らと会おうとせず、誰かと会っている様子だった


だから、俺らは湊人は彼女が出来たことを俺らに言うのが恥ずかしいんだとばかり思って何も言わずにいた

でも、この話からするに…
湊人は、遥と会っていて蓮華の誕生日を忘れるほど…
遥を大切にしてたのではないかと思った…