〜 遥 視点 〜
『やっと俺の娘と結婚する気になったか?』
「冗談でしょう?
僕が來と結婚するわけないじゃん
まず、タイプじゃないし〜」
『だろうな』
來のお父さん……
桐生 圭が僕の言葉にクスッと笑った
桐生 圭は、とても整った顔をしている
いつも着物を着てるから、大人の色気?
男の色気?が僕並みにある
桐生組の組長で…
嘘を見抜くと噂で聞いたが
それは、本当だった
僕の性格を見た瞬間当てたし
他の奴等との様子で、噂は本当だと証明された
僕は司がダメなら圭にいこうかな?と思ったくらい、すごくイイ男だ
『それで?
何があった?』
「何って〜?」
『誤魔化すなよ
今のお前の様子…
明らかに、いつもと違いすぎる
何があった?』
「そんなに僕って分かりやすいかな〜?」
來にも同じこと言われたし〜
僕って顔に出るタイプなのかな〜?
「…………ちょっと…ね…
会いたくないヤツと会っちゃってね…」
『……元カレってとこか…?』
「…!?」
何でも、お見通しってことかな…?
ホント、圭って怖い〜
『お前が会いたくない
愛しの司ってヤツにも会わないなら…
それくらいしかねぇだろ?
元カレを見て、司ってヤツと
どういう顔で接すればいいか分からないってとこか…?』
「…ははっ…
圭って、一体何者?」
なんで分かっちゃうのかな〜?
圭の前ではやっぱり、隠し事は無理か…
「そうだよ…
圭の言うとおり……
会いたくないヤツって…
僕の元カレ…とは違うけど、そんな感じのヤツ…
そいつに会って、すごく混乱しちゃってさ…
司の顔がまともに見れなくなったんだ…」
司を湊人と一緒にしてるわけじゃない…
でも、会いたくないんだ…
もし今、司に会ったら…
湊人に捨てられたときみたいに
司も僕を捨てるんじゃないかって…思って…
それを考えたら、すごく怖くなって…
司に会いたくないって思ったんだ…

