私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




〜 湊人 視点 〜




この街に戻りたくなかった…
鳳凰のことを忘れたかった…

でも、あんな姿の光輝を見たら…
行くしかないと思った



光輝は、前に進もうとしていた
その姿が、とても蓮華に似ていた

まるで、蓮華が俺に前に進めと言っているかのように…



でもね、蓮華…
俺はお前を忘れることなんて出来ないよ…

忘れることなんて、出来ないんだよ…




蓮華を忘れてしまったら……

俺は、あの過ちまで忘れてしまうことになるから…


俺は、幸せになっちゃダメなんだ…

俺がしたことは、本当に最低なことだから…




『湊人…っ!行かないでよ…っ!』




夢の中でも、あの日の光景が出てくる





俺の消したい過去…
戻りたい過去…




「遥………」




君は、今…

幸せなのかな…?


あんなことした、俺だけど…

君の幸せをずっと祈っている


鳳凰の集りが終わったら、すぐにでも
この街から出て行くよ

俺は、君の前には一生現れないから…