〜 湊人 視点 〜
この街に戻りたくなかった…
鳳凰のことを忘れたかった…
でも、あんな姿の光輝を見たら…
行くしかないと思った
光輝は、前に進もうとしていた
その姿が、とても蓮華に似ていた
まるで、蓮華が俺に前に進めと言っているかのように…
でもね、蓮華…
俺はお前を忘れることなんて出来ないよ…
忘れることなんて、出来ないんだよ…
蓮華を忘れてしまったら……
俺は、あの過ちまで忘れてしまうことになるから…
俺は、幸せになっちゃダメなんだ…
俺がしたことは、本当に最低なことだから…
『湊人…っ!行かないでよ…っ!』
夢の中でも、あの日の光景が出てくる
俺の消したい過去…
戻りたい過去…
「遥………」
君は、今…
幸せなのかな…?
あんなことした、俺だけど…
君の幸せをずっと祈っている
鳳凰の集りが終わったら、すぐにでも
この街から出て行くよ
俺は、君の前には一生現れないから…

