私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




〜 遥 視点 〜




「………つまんなーい!!」




僕はベッドの上で足や手をバタバタさせて大きな声で言った


司は、朝早くに『大事な用事があるから』って言って出て行っちゃうし〜
僕は腰やお尻が痛くて、ベッドから起きられないし〜

もう、つまんなーい!!




大事な用事ってなんだろ〜?
僕に倉庫には来るなっていうくらいだから、すっごく大事な用事なんだろうな〜


でもさ……

来るなって言われたら、行きたくなるよね〜?



よぉーし!!
行こうっと〜 ♪




僕は痛いのを我慢して、フード付きのパーカーとスボンを履いて外に出た




なんで僕がそんな恰好してるのか?って思ってる〜?




理由は、簡単…

今、男の姿だからね…
女の恰好しても面白くないでしょう〜?

しかも鳳凰には、伊織っていう幹部がいて
その男、洸みたいにフードを被ってるんだよ〜
伊織の信者みたいなヤツもいるから
それに紛れて大事な用事ってやつを見ることが出来るでしょう〜?



だから、この恰好がベストってわけ〜




僕はそのまま倉庫に向かった

倉庫の中に入ると、みんな慌てた様子で何か準備していた

しかも、なんか妙に緊張感がある




そんなに大事な用事なわけ〜?



僕はフードを被って、ウロウロしていると…



『おい、お前』



僕と同じフードを被ったやつに声をかけられた




あっ、コイツ…

伊織の信者だ…