私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




「僕、今…本当に動けないんだって…
お願い…洗って…?」


「……っ…」




やべぇ…
俺、重症かもしれねぇ…

なんで、可愛いとか思っちまうんだよ…っ!




遥は、今俺を誘惑しようとしていない
誘惑しようとしてるなら、すぐに分かる

でも、これは…
遥の無意識だろうな…




遥は、たまに無意識で人を誘惑する
普通にしていることでも、色気が増したり上目遣いのときがある

仕草とかも無意識だから
たぶん、癖みたいなもんだ


無意識でやる遥の行動は…
俺の心を燻る

可愛いとか思っちまう




「じゃあ、洗えるとこは自分で洗え
他は俺がやってやるから」



「うん…」




ああ…ダメだ…
マジなんなんだよ、コイツ…!


本当に弱っているからなのか
さっきまでのウザいテンションじゃない

弱っている遥を見ると、なんか…
守ってやりたい気持ちと
もっと弱らせたくなる気持ちがある



やべぇな…

これは、俺の理性保つか…?




「………つ、司…
あんまり、見ないでよ〜

僕、照れちゃうじゃん…////」




遥は俺の視線に気づいたのか、鏡越しに目が合った

遥は冗談のように言っているが…
身体が震えていた


その鏡越しというエロい姿を見て、俺は…
ゾクッと興奮して理性が飛んで行ってしまった


そこからは、本当に遥には申し訳ないことをした
痛い身体をもっと痛くさせてしまった




「遥…だ、大丈夫か…?」




さすがに不安になってきた俺は
俺の腕の中で、ぐったりしている遥を見て声をかけた




「だ…、大丈夫…」




遥は、無理して笑っていた




やっちまった…

俺って、こんな簡単に理性飛ぶやつだったか…!?



遥の弱っている姿は、俺の心を掻き乱す
危ない感情が溢れ出てくるから
これからは、注意しなければならない




俺は遥を綺麗に洗って、服を着せ
また寝室に運んだ

遥は途中から気を失っていて
朝飯を食べれる状況じゃないなと思い
俺、一人で朝飯を食べ、遥が起きるのを待った




〜〜 ♪




俺の携帯が鳴り、俺は電話に出た




『司、明日どうするよ!
俺、緊張して今日寝れねぇかも!』




電話は、鳳凰の幹部…流星からだった




明日……?
明日……

あっ、やべぇ!忘れてた!