「僕、今…本当に動けないんだって…
お願い…洗って…?」
「……っ…」
やべぇ…
俺、重症かもしれねぇ…
なんで、可愛いとか思っちまうんだよ…っ!
遥は、今俺を誘惑しようとしていない
誘惑しようとしてるなら、すぐに分かる
でも、これは…
遥の無意識だろうな…
遥は、たまに無意識で人を誘惑する
普通にしていることでも、色気が増したり上目遣いのときがある
仕草とかも無意識だから
たぶん、癖みたいなもんだ
無意識でやる遥の行動は…
俺の心を燻る
可愛いとか思っちまう
「じゃあ、洗えるとこは自分で洗え
他は俺がやってやるから」
「うん…」
ああ…ダメだ…
マジなんなんだよ、コイツ…!
本当に弱っているからなのか
さっきまでのウザいテンションじゃない
弱っている遥を見ると、なんか…
守ってやりたい気持ちと
もっと弱らせたくなる気持ちがある
やべぇな…
これは、俺の理性保つか…?
「………つ、司…
あんまり、見ないでよ〜
僕、照れちゃうじゃん…////」
遥は俺の視線に気づいたのか、鏡越しに目が合った
遥は冗談のように言っているが…
身体が震えていた
その鏡越しというエロい姿を見て、俺は…
ゾクッと興奮して理性が飛んで行ってしまった
そこからは、本当に遥には申し訳ないことをした
痛い身体をもっと痛くさせてしまった
「遥…だ、大丈夫か…?」
さすがに不安になってきた俺は
俺の腕の中で、ぐったりしている遥を見て声をかけた
「だ…、大丈夫…」
遥は、無理して笑っていた
やっちまった…
俺って、こんな簡単に理性飛ぶやつだったか…!?
遥の弱っている姿は、俺の心を掻き乱す
危ない感情が溢れ出てくるから
これからは、注意しなければならない
俺は遥を綺麗に洗って、服を着せ
また寝室に運んだ
遥は途中から気を失っていて
朝飯を食べれる状況じゃないなと思い
俺、一人で朝飯を食べ、遥が起きるのを待った
〜〜 ♪
俺の携帯が鳴り、俺は電話に出た
『司、明日どうするよ!
俺、緊張して今日寝れねぇかも!』
電話は、鳳凰の幹部…流星からだった
明日……?
明日……
あっ、やべぇ!忘れてた!

