〜 彩音 視点 〜
えっ…!?
こ、洸くん…男とキスしてる!?
私は千と睨み合いながら
洸くんの方をチラリと見ると、洸くんは
千と一緒にいた人とキスをしていた
「敦のやつ、覚悟決めたんだな」
千も私の目線を辿ったのか、二人の様子を見てニヤリと笑っていた
こ、洸くん…っ!
ま、まさか…洸くんって…
そういう趣味なのか!?
「彩音、勘違いしてると思うから言うけど
洸くんは、女だから」
『えっ…!?』
お、女……!?
洸くんが…!?
た、確かに中性的で可愛い顔をしてるけど…
喧嘩の強さや男らしさは、なんなんだ!?
あれが女といえるのか…!?
「まあ、正確に言うと…
身体は女だけど、心は男なんだよ」
『えっ…それって…
性同一性障害ってやつ…?』
性同一性障害とは…
千の言ったとおり、身体は女だけど
心は男な場合のこと
逆もありえるんだけど
洸くんは、それなの!?
「違う
そういうことじゃないんだよ、洸くんの場合は」
『どういうこと…?』
「洸くんの話はいいから
女でも浮気は浮気だ
今から、たっぷりと時間をかけて
お仕置きしてやるよ
もう俺しか目に入らないくらいにね…」
『ぐっ!』
千はいつの間にか私の後ろに、首に一撃を入れ
私はその場で意識を失った
また、千に無理矢理されるのか…
千、私は……
お前のことが大っ嫌いだ…!

