「蛍、起きてくれ」
『う…ん、どうしたの…洸…』
俺は心の中で、もう一人の人格
蛍を目覚めさせた
「ごめんな
寝ているとこ」
『ううん、大丈夫だよ
それより、何かあったの…?』
蛍は優しい声で俺に言った
ああ…やっぱり、蛍の声は落ち着く…
いや、蛍を感じることが
すごく落ち着くんだ…
「なあ、蛍……
女って、どんなとこ行けば喜ぶんだ?」
『えっ…!?』
蛍も恭也とデートとかしてるはずだろ…?
なら、いつも行ってるとこを教えてくれれば彩音ちゃんを連れて行ける
『あ…うーん…
私は、好きな人となら
どこに行っても嬉しいから、よく分からない…』
「好きな人となら…か……」
彩音ちゃんと俺…
そういう感情じゃないからな…
『あっ、でも前に…
恭也が海に連れて行ってくれたときは嬉しかったよ』
「おっ、それいいな!」
海なら俺も行ったことないし
蛍が嬉しかった場所なら、彩音ちゃんも嬉しいだろうし…
これは行くしかないな!
「ありがとな、蛍!
すげぇ助かった!」
『ううん
楽しんできてね』
蛍はそう言って、そのまま眠った
よし!
彩音ちゃんに聞いてみるか!

