私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




『ぼ、ボク…』



「もう、ボクなんて言うな
彩音ちゃんには、似合わないから」



『こ、洸くん…』



「な?そうしろよ」




俺は彩音ちゃんに笑って
店員にお金を払い、彩音ちゃんの手を握って店から出た

街を歩くたび、周りの奴等は彩音ちゃんを見ていた




『こ、洸くん…!
あ、あの…っ、手…っ////』



「手…?」




彩音ちゃんは、周りの奴等からの視線を感じないのか
赤い顔をして、俺が彩音ちゃんの掴んでる手を見ていた




「ああ…ご、ごめん!
嫌だったか?」



『い、嫌じゃないけど…っ
は、恥ずかしい…っ////』




恥ずかしいのか…?
俺が嫌だってわけじゃないみたいだな…

嫌われたかと一瞬思った




「ごめんな」


『あ……』




俺は彩音ちゃんから手を離すと
彩音ちゃんは、何故か寂しそうな顔で俺の手を見つめていた




彩音ちゃん、どこに行きたいとか言わないな…
女って、どんなとこ行けば喜ぶんだ…?

俺なら敦のとこ行って喧嘩だけど
そういうわけには、いかないからな…