私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




〜 敦 視点 〜




遥が店から出てくるのを見て
千は遥に近づいて行った




「どういうことかなぁ〜?
なんで遥ちゃんがきたのぉ〜?」



「そんな怖い顔しないでよ〜
ゾクゾクしちゃうじゃん♡」




千は睨みながら遥に言ってるのにもかかわらず、遥はふざけたように笑って言った




コイツ…
今の千の姿が見えないのかよ…




千は店の外から、遥が彩音ちゃんにメイクをして変わった姿を見て




『自分の手で彩音を変えたかったのに…

しかも、彩音
俺の前では、男の姿でいいとか言っていたのに…

ふざけんなよ』




あの、千が…
彩音ちゃんの変わっていく姿を見て
俺とか、いつもの語尾に小さな文字がつくのに…

千はマジギレしているのが分かった




「それで?
洸のヤツに頼まれてきたんだろ?」



「そうだよ〜

洸は最初、蛍に彩音ちゃんをメイクしてあげてって言ったけど…
蛍は、メイクなんてしたことないから分からないって言われて

仕方なく、僕が代わりにしてあげたわけ〜

どう?
彩音ちゃん、可愛くなったでしょう?」




千は、いつもの言葉遣いをやめると
遥に男らしい言葉で言ったが…

遥はそんな千の姿を驚きもせず、へらへらといつものように笑って話していた