私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




そこには、とても綺麗な顔立ちの女の人が映っていた




『えっ…こ、これが…ボク…?』



「そうだよ〜
僕と同じメイクにしといた

そっちの方が服とも合ってるからね〜」




本当に…?
本当にボクなの…!?

男っぽい顔立ちじゃなくなってる!!




「さてと、僕の役目は終わりだね」



『あっ、ありがとうございます!!』




ボクは立ち上がり、女の人に頭を下げて言った




「いいよ〜
僕も楽しめたから〜」



『……?』




楽しめた…?
メイクを人にするのが好きなのかな…?




「彩音ちゃんってさ…
洸のこと好きでしょう?」



『えっ…!?』




女の人は、ニコッと笑って言ってきた




『そ、そんな…っ////
洸くんのこと好きだなんて…っ!』



「いいよいいよ、隠さなくて〜

僕、そういうことには…
すぐに気づくからさ〜」




な、何者なんだ…
この人…!

確かに、ボクは洸くんに惹かれている

でも ボクなんかが、洸くんみたいなカッコイイ人を好きになるなんて…
洸くんに失礼だよ…




「洸を好きなのはいいけど
でもさ〜」




女の人は、ボクの耳元に近づいて言ってきた




「彩音ちゃん、千って彼氏がいるのに
浮気してもいいの〜?」



『なっ…!』




な、なんで そのことを…っ!




「じゃあ、僕は帰るね〜」


『ま、待って…っ!』




僕の言葉は、女の人に届かず
そのまま、女の人は店から出て行ってしまった