そこには、とても綺麗な顔立ちの女の人が映っていた
『えっ…こ、これが…ボク…?』
「そうだよ〜
僕と同じメイクにしといた
そっちの方が服とも合ってるからね〜」
本当に…?
本当にボクなの…!?
男っぽい顔立ちじゃなくなってる!!
「さてと、僕の役目は終わりだね」
『あっ、ありがとうございます!!』
ボクは立ち上がり、女の人に頭を下げて言った
「いいよ〜
僕も楽しめたから〜」
『……?』
楽しめた…?
メイクを人にするのが好きなのかな…?
「彩音ちゃんってさ…
洸のこと好きでしょう?」
『えっ…!?』
女の人は、ニコッと笑って言ってきた
『そ、そんな…っ////
洸くんのこと好きだなんて…っ!』
「いいよいいよ、隠さなくて〜
僕、そういうことには…
すぐに気づくからさ〜」
な、何者なんだ…
この人…!
確かに、ボクは洸くんに惹かれている
でも ボクなんかが、洸くんみたいなカッコイイ人を好きになるなんて…
洸くんに失礼だよ…
「洸を好きなのはいいけど
でもさ〜」
女の人は、ボクの耳元に近づいて言ってきた
「彩音ちゃん、千って彼氏がいるのに
浮気してもいいの〜?」
『なっ…!』
な、なんで そのことを…っ!
「じゃあ、僕は帰るね〜」
『ま、待って…っ!』
僕の言葉は、女の人に届かず
そのまま、女の人は店から出て行ってしまった

