〜 彩音 視点 〜
数分して、店の扉が開いた
入ってきた人は、洸くんではなく…
大人の色気を醸し出した女の人だった
「えっ……」
『………?』
女の人は、ボクの顔を見ると驚いた顔をしてボクを見つめてきた
な、なんだろ…?
ボクがこんな恰好してるから変に思っているからとか…!?
「フフッ…
君が彩音ちゃんだね?」
『…っ…////
えっ?なんで、ボクの名前…』
女の人は、ボクに近づくと妖艶な笑みでボクに話しかけた
「洸から、彩音ちゃんをメイクして可愛くさせてくれって頼まれているから
僕はここに来たんだよ」
『こ、洸くんが…!?』
「僕しか、こういうことは頼めないと思ったんだろうね〜
まあ、洸の頼みなら断れないから」
『……あ、あの…
洸くんとは、どういう関係なのですか…?』
女の人は、洸くんの知り合いらしく
嬉しそうに笑いながら洸くんの話をしてきた
この人は、一体…
洸くんと、どんな関係なの…?
「……ああ…聞いてないんだね…?
フフッ…
僕は洸の恋人だよ」
『………えっ…』
こ、洸くんの恋人………
「あははっ。
そんな落ち込まないでよ〜
嘘だよ、嘘〜!
洸と僕は……兄妹みたいなものだよ
洸は僕のお兄ちゃんなの」
『兄妹……?』
私はそれを聞いて自分でも分からず、ホッとしていた
その様子に気づいた女の人は、ニヤッとボクを見て笑っていたのに気づかなかった

