私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




〜 彩音 視点 〜




数分して、店の扉が開いた
入ってきた人は、洸くんではなく…
大人の色気を醸し出した女の人だった




「えっ……」


『………?』




女の人は、ボクの顔を見ると驚いた顔をしてボクを見つめてきた




な、なんだろ…?
ボクがこんな恰好してるから変に思っているからとか…!?




「フフッ…
君が彩音ちゃんだね?」



『…っ…////
えっ?なんで、ボクの名前…』




女の人は、ボクに近づくと妖艶な笑みでボクに話しかけた




「洸から、彩音ちゃんをメイクして可愛くさせてくれって頼まれているから

僕はここに来たんだよ」



『こ、洸くんが…!?』



「僕しか、こういうことは頼めないと思ったんだろうね〜
まあ、洸の頼みなら断れないから」



『……あ、あの…
洸くんとは、どういう関係なのですか…?』




女の人は、洸くんの知り合いらしく
嬉しそうに笑いながら洸くんの話をしてきた




この人は、一体…
洸くんと、どんな関係なの…?




「……ああ…聞いてないんだね…?

フフッ…
僕は洸の恋人だよ」



『………えっ…』




こ、洸くんの恋人………




「あははっ。
そんな落ち込まないでよ〜

嘘だよ、嘘〜!
洸と僕は……兄妹みたいなものだよ

洸は僕のお兄ちゃんなの」



『兄妹……?』




私はそれを聞いて自分でも分からず、ホッとしていた
その様子に気づいた女の人は、ニヤッとボクを見て笑っていたのに気づかなかった