私の中にあと二人いる 【 番外編2 】




〜 彩音 視点 〜




『すごくお似合いですよ、お客様!』


『そ、そうですか……?』




ボクは、いつもの男らしい恰好から
ちょっと大人っぽい女の人が着るような恰好になった


ボクは、今の自分の姿を見て…
似合ってるとは思わなかった

何故なら、服を変えても
男が女装しているようにしか見えなかったからだ




『お待ちいただいている方は…
恋人でいらっしゃいますか…?』



『えっ…!?ち、違いますよ…っ!』




こ、洸くんが恋人なんて……
そ、そんなこと…////




『そうですか……
とてもお似合いに思えたので…』




店員の方は、残念そうな顔をして
ボクの顔を見てきた




ぼ、ボクだって…
洸くんが恋人なら…って思ってしまう…

こ、洸くんって優しいし…
喧嘩強いし、可愛い顔をしているのにカッコイイから…

ドキッとしてしまうところがある


あ、アイツも…
洸くんみたいなら……




『では、お客様
お待ちの方を呼んできますね』



『えっ…ちょっと待って!』




店員の方は、ニコッとボクに微笑むと
ボクの言葉が届かなかったのか洸くんを呼びに行ってしまった




ああ……
こ、こんな恰好見せるなんて…

絶対に引かれる……っ!