『ねぇ、ねぇ。見て!
あのカップル可愛くない?』




『ホントだ〜!!
なんか見てて癒される〜!』




『彼氏、彼女より小さいから
余計可愛く見えるよね〜!』









周りの奴等が、ジロジロ俺たちを見て噂していた








なんだ……?









「ねぇ、洸!
アレ!アレ食べよう?」




「あ?ああ…そうだな……」









遥は、クレープを売ってる店を指差して
ニコッと笑って俺に言ってきた









クレープか……

見たことあるけど、食ったことねぇな……








遥は、俺の手を離さず

クレープを売ってる店に行き、店員にクレープを注文していた









うわぁ……

周り、女だらけ……



しかも、またジロジロ見てくる

なんだよ!



なんか変か!?









「ん?どうしたの、洸」



「あ、いや……なんでもねぇ…」









遥は、店員からクレープをもらうと

俺の腕を引いて、近くのベンチに座らせた








「はい、洸。あ〜ん」




「お、おい!やめろ!
自分で食う!」









遥は、いきなり俺の口にクレープをもってきて

恥ずかしいセリフを言ってきた



俺は、すぐに遥が差し出してる手を掴み

食べさせようとする手を止めた









「僕が食べさせたいの!
はい、あ〜ん」









コイツ……

はあ…仕方ねぇ……










「あ〜……ん」



「フフッ。」










俺は、遥の手を離し……

そのままクレープを一口食べた










おっ、美味ぇ……










「美味しいでしょう〜?
全部食べていいよ〜」




「マジで!?じゃ、もらうわ」










俺は、そのまま遥に食べさせられたが

そんなことは気にせず


夢中で食べていた










美味ぇ……!!

なんだ、これ!!



すげぇ甘くて美味ぇ……っ!!