「あっ、ちょっとぉ!
そんな大きな声出さないでよぉ!
アヤちゃんにバレちゃうじゃん!」
「あぁ…す、すまん」
しばらく、千の彼女の様子を見ていた
さっきと同じで女たちに囲まれていた
どうやら、ナンパされているらしい…
そこに、フードを被ったヤツが現れて
千の彼女の手を引っ張り、どこかに連れて行こうとした
あ、あれ…?
ちょっと、待てよ……
今のフードを被ったヤツ…
「ねぇ、今のって…
洸くんだよねぇ…?」
「やっぱ、そう思うよな…」
いつもの喧嘩するときの洸の格好に似ていて、千も俺と同じことを思っていた
俺と千は、二人を追いかけると近くにあるカフェに入り、話していた
俺らは見つからないように
遠くから、それを覗いていた
「何話してるんだろぉ…」
「…………さぁな」
千はもちろん、俺も二人の会話が気になっていた
やはりフードのヤツは、洸で…
千の彼女と洸はニコニコと笑って話していた
「………ねぇ、敦ぃ…
洸くんさぁ…アヤちゃんに惚れてないよねぇ…?」
「それはねぇだろ…
どっちかっていうと、千の彼女が洸に惚れてねぇか…?」
洸は、いつもどおりだが…
千の彼女は、顔を真っ赤にさせて洸と話していた
千はテーブルに指をトントン何度も音をたてていて、明らかに不機嫌な顔をしていた

