〜 光輝 視点 〜









『これは、どうなってんだ………?』











湊人たちがいたレーンに着くと……

昴を抱きしめた湊人が女たちに囲まれていた








『あっ!光輝……っ!
た、助けて……っ!』





『一体、何があったんだよ……』











俺は、女たちを掻き分けて
湊人に辿り着くと、湊人が半泣き状態で助けを求めてきたので……


俺は、湊人の腕を引っ張り
女たちから離れさせた









『おい……っ!なんだよ、離れろ!』









『可愛い男の子ですね…っ////!
あなたのお子さんですか…っ?』






『どっちがこの子のお父さんなんだろ…っ////?

どっちもカッコイイから……
この子も将来……イケメンになるよね〜?』





『いや〜ん♡

こんなカッコイイお父さんがいて
子どもも可愛いなんて羨ましい〜!

私が妻になりた〜い♡』











俺が湊人の前に庇うように女たちの前に出たら……


女たちは、俺により一層近づき
一斉に質問したり、なんか知らんがナンパしてきたりしていた











『光輝……ゴメン〜!』





『ああ、気にすんな
もう慣れた』










高校に湊人と知り合い……

俺ら二人が揃うと、すげぇ女が寄ってきた




この光景を見ると………

すげぇ懐かしいわ










『逃げるぞ、湊人!』



『うん!』









昴を抱きしめてる湊人の腕を掴み
女たちから逃げるように走った











やべぇ……

マジ懐い………











俺は半分面白がりながらも

いつまでも追いかけてくる女たちに恐怖した












これは失敗だな………




遥と湊人をくっつける作戦……

絶対に遥の野郎気づいて、こんな仕打ちをしてきたなぁ




湊人………

お前の元カノは、小悪魔どころじゃねぇぞ!!