私の中にあと二人いる 【 番外編2 】






〜 蛍 視点 〜








「だ、大丈夫かな…?
遥たち……

なんか空気が悪いような……」





『た、確かに……
なんか危ない感じだな……』





「放っておけ
どうせ、遥が原因だろ」










私たちは、遥たちとは別のレーンでやっていて

光輝さんが何故か心配そうに遥たちを見ているのに気づき、私も遥たちが気になりボーリングどころではなかった










『お前は、ホント冷たいよな…
蛍ちゃんだけかよ、優しくなれるのは…』





「蛍だけで十分だろ
俺は蛍がいてくれればそれでいい」





「……………っ…////」





『蛍ちゃん……
ここは頬を赤らめたらダメな場所だからね…?』











恭也の言葉で赤くならないほうがおかしいですよ…っ!

ホントに恭也は……////










『……………お前らは、ホントいい夫婦だと思うよ…』











光輝さんは、若干呆れ顔で私たちに言ってきて、私はもっと恥ずかしくなり顔を真っ赤にさせた










『恭也は、いい嫁をもらったな…』




「………?光輝さん…?」











光輝さんは、私の頭にポンっと手を置くと寂しげな表情で笑っていた

私は、そんな光輝さんの表情に違和感を感じながら光輝さんを見つめた









「…………………光輝さんは…
結婚しないんですか……?」




『えっ……?』





「あっ!す、すみません…っ!」










光輝さんを見ていたら
つい思ったことが、口に出てしまっていた

光輝さんは、そんな私の言葉に驚いた表情で私を見ていた









「す、すみません……っ!

光輝さんの指に指輪があるのが見えて…
結婚指輪じゃないのは分かるんですが……」





『ああ…コレ?
コレのことか………

確かに、蛍ちゃんが言うとおり
この指輪は、結婚指輪じゃないよ』










私がそう言うと……
光輝さんは、自分の指にはめてある指輪を触った









光輝さんがはめている指輪は……

私が、つけている指輪と似ている……



恭也の彼女になったときに恭也からもらった、お揃いの指輪……



光輝さんも、同じ感じの指輪をつけているから……
彼女がいるのでは………









『結婚指輪じゃないけど……

婚約指輪なんだよ…』





「こ、婚約指輪……!?」









えっ………!?

ということは……


その彼女と結婚する約束をしてるってことだよね!?

す、すごい!


なんか感動だ………










「じゃあ、いつかはその彼女と結婚……」




『うん………
そう思ってたんだけどね……

出来なくなっちゃったんだ…』





「えっ………?」










出来なくなった………?


光輝さんは、彼女にフラれたってこと…?
光輝さんが……!?