「反対したところで
遥が俺の言うことを聞くとは思えないし

好きにすればいい」





「司………

女を相手にするから……
僕、浮気したってことにはならないよね…?」





「お前は、浮気性だから
俺が何言っても無駄なのは分かってる

俺はお前から離れていかねぇよ」




「司……っ!」






遥は、色男の言葉に感激したみたいで
色男に抱きついた






「だけどな…
トラブルになるようなことはするなよ

なるべく、相手を本気にさせないような接し方をしろよ?


それでいつもトラブルが起こるんだからな……」





「分かってるって〜
僕が女相手にそんなヘマはしないよ〜

ちゃんと距離感を保って接するよ〜!」





「頼むから、そうしてくれよ」






よしっ!

遥とその息子をゲットしたぜ!


あっ、そうだ……





『遥、お前
女ってバレないように

サラシとか巻いて服着ろよ?』






女ってバレたら、売り上げが下がるからな……






「ん?
ああ、それなら大丈夫だよ〜

前に飲んだ
男になる薬が、まだ残っていたから

そんな心配しなくても大丈夫〜!」






『男になる薬!?』






遥のヤツ……

ホント、すげぇな……


色んなこと知ってるし、持ってる

やっぱ、俺が気に入ったヤツだけはあるな






『じゃあ、都合のいい日でいいから連絡してくれ

服とかは、俺の方で出すから』





「分かったよ〜!」







さて、と……


この二人が店に入ることで

どれだけ売り上げが上がるか楽しみだな……