私の中にあと二人いる 【 番外編2 】





『なあ?
マジで入らねぇ?

あんたの顔なら、結構稼げると思うぜ?
遥と同じで20代くらいに見えるし

あれ?本当に20代じゃねぇよな?
40代くらいだよな?』





「なに、僕が若い男を堕として結婚したみたいな言い方してるの〜!

司は、僕の一個下だよ!」




『だよな〜
あははっ。マジで詐欺だわ。お前ら』




「迅も僕たちと似たようものでしょう〜?
僕と同じ年くらいなんだから〜」




『俺は根っからの詐欺師だからさ?
遥も俺と似たような性格なんだから、お前も詐欺師だぞ』




「僕は違うよ〜!
相手からお金なんてもらったことありません〜!」




『嘘つくな』




「嘘なんて言ってません〜!
僕は、お金は奪ってないけど…
心だけは奪いました〜!」




『うまいこと言ってんじゃねぇよ』






だって、そうでしょう〜?

僕が堕とした奴等は、僕に心を奪われた


迅みたいに、相手を堕として

金を奪ったことなんてありません〜






「ちょっ、喧嘩すんなって…!

そ、そうだ!
遥。飯は?」





「あっ…!わ、忘れてた……」






や、ヤバい…!

迅との話に夢中で、夕食の用意するの忘れてた!






「今すぐ用意するよ!」



「じゃあ、俺……風呂入ってくるから」




「……………お風呂も沸かしてない…」




「いいよ。シャワーにするから」






司は、そう言って二階に上がり
着ていたスーツを片付けに行った






ごめんね、司〜!






僕は、急いで夕食の支度を始めた