「蛍、一つだけ聞かせてくれ

俺を嫌いになったわけでも
俺と一緒にいたくねぇってわけでもねぇんだな?」





「………………う、うん…」









あっ、咄嗟に返事しちゃった……

でも、本当のことだからね……









「はぁ………安心した……」



「えっ……?」









安心した………?

なんで?








「蛍の心が離れたまま監禁しても
何も嬉しくねぇからな……

蛍が俺を好きでいて
そこから監禁した方が、何倍もいい」






「き、恭也……っ////」









恭也は、どんどん甘くなっている気がする

あまりそんな言葉を聞かせないでほしい…

いつか私、溶けちゃうよ……っ////



何故か私は、そんな恭也の甘い縛りを聞いてドキドキしていた








「蛍……」




「な、なに……?」










恭也は、突然真剣な表情で私を見てきた

私は、そんな恭也の表情を見て緊張した


恭也は何を言ってくるのだろう…と……








「蛍……

お前を監禁するからな」





「えっ……?ああ、うん……」









そのつもりで私をどこかに連れて行こうとしてたんじゃないの……?









「一生、俺の傍においておくからな
覚悟しろよ」






「………………う、うん…////」






「………………分かってねぇようだな…

俺が言いてぇのは……


結婚するぞって意味だ」






「え………えぇっ…////!?」








け、結婚……っ!?








「今から、蛍の親に挨拶しに行くぞ」




「えっ……ちょっ、ちょっと待って!恭也…っ!」









恭也は、また私の腕を掴んだまま足を進めた








「もう決めたことだ
絶対に拒否権は受けつけねぇからな」




「………っ////」












それから恭也は、本当に私の両親に挨拶をして

私と恭也は、結婚したのであった………