私の中にあと二人いる 【 番外編2 】






「恭也がこの女に接触してたのって……
この女に好意を抱いたとかじゃなくてぇ

この女を見張っとけば
蛍を守れる……とかそんな理由だったんじゃないの〜?」







「お前……知ってたのか……」







「ん?何が〜?

恭也がこの女と接触してたこと〜?
それとも、この女に接触してた理由〜?」






「両方だ」









俺は、この女に接触していた
理由は、遥が言ったとおりだ


この女は、洸や遥に近づいた女だと俺は知り
この女の行動を見張っていた



前に部下が俺に気をつけてくれと言っていた女だと気付き、何かあるとみて探っていたが……

どうやら、この女は
俺に好意を抱いていて、邪魔な蛍を消そうとしていた



だから俺は、蛍に危険がないように
この女を見張っていたのに……

蛍は何故か俺の前から姿を消した……








「この女………
もう、恭也にあげるよ

僕、仕返し出来たから満足なんだ〜
あとは、恭也の好きにすればいいよ」






「ちょっと待て」






「ん〜?なぁ〜に?」









遥は、上着を着ると
俺の横を通り過ぎ、部屋から出ようとしていたので

俺は、遥の腕を掴んで引き止めた









「お前…………
蛍の居場所を知っているだろ」






「はぁ?
知らないって言ってるだろ」









遥は、俺の言葉に顔を歪め
俺の手を離すように腕を振り払った









蛍が勝手にいなくなるわけねぇ……

コイツが絶対に絡んでる










「隠しても無駄だ
早く蛍の居場所を言え」






「だからぁ!
知らないって言ってるだろ!

僕、しつこい男嫌いなんだよね〜」






「お前に嫌われても何とも思わねぇよ
早く言え」









蛍が俺を待ってる気がするんだ……

早く迎えに行ってやらねぇと……