私の中にあと二人いる 【 番外編2 】





「あー、いい、いい。いらない
その子の求めるものって………

蛍じゃ絶対に渡せないから」





「私じゃ渡せないもの………?」





「要するに、僕じゃないとダメってことだよ〜

彼女、僕じゃないと嫌がるからさ〜」





「は、遥………?」





「その子なら、一応……組の人間だし
如月組は、手を出せないから

恭也が蛍の前に現れることは出来ないよ」





「く、組の人間……!?」






それって、だ、大丈夫なの……!?







「桐生組の一人娘なの。その子
だから、恭也は手を出せない」




「き、桐生組……!?」






は、遥って………

いつの間に、桐生組と繋がりがあったの…!?






「んじゃ、早いうちに行こっか!
恭也、いつ帰ってくるか分からないし〜」




「待って、遥…っ!
色々用意しないと……っ!」





「大丈夫だって〜
その子が全て用意してくれるよ〜

さあ、早く行こ!」





「は、遥……っ!?」







遥は、私の腕を引っ張り立ち上がらせると

家から急いで出て、どこかに向かって歩き出した






こ、これで本当にいいのかな……?



恭也は、私を心配………

しない…か………



私がいない方が、清々すると思うから…




恭也……

恭也……っ



恭也が私を嫌いになっても……

私は、恭也を……愛してるよ……