〜 蛍 視点 〜
「クフッ……
あれは、完全に浮気だね〜
蛍、恭也に愛想尽かされたんじゃないの〜?」
遥は、家に来ると
ニヤニヤと笑いながら先ほど見た話を私にしてきた
「恭也が………」
恭也が綺麗な女の人と……
遥の言うとおり、私は恭也に愛想尽かされたの……?
「なんか怪しい…とか思わなかったの〜?
恭也の様子がいつもと違うな〜とか」
「………………うん…あった……
何か考え事していたり……
最近では、疲れてる様子だった…」
「プッ。それって……
考え事しているのは、蛍とは別に違う女のことを考えてるってことなんじゃない?
それに、疲れているって……
別の意味で疲れてるのかもね〜?」
「ち、違うよ…っ!
最近、問題ばかり起きているから
それで疲れて………」
「本当にそう思ってる〜?」
「えっ……」
遥は、私に近づくと……
私の頬を優しく指で撫でて言った
「よく考えてみてよ〜
恭也は、いつも蛍のことしか頭になかった
あの恭也が家に帰っても
蛍が目の前にいるのに考え事してるんだよ〜?
そんなのおかしいよね〜?
蛍以外に考えることが出来たってことになるわけだよ〜?
うふっ……
可哀想な蛍〜
蛍はもう、恭也の一番じゃなくなったんだよ〜」
遥は、子どものように無邪気に笑って言ってきたが……
私からしたら、遥の言葉は私の心を壊すものだった
恭也………
恭也………っ!
「結婚するとか言ってたけど〜
無理なんじゃない〜?
てか、もうすでに終わってる〜?
あははっ!」
「恭也………っ……うぅ……」
「蛍………
僕のとこにおいで…?
今、恭也と会いたくないでしょう…?」
遥は、私に微笑むと……
私を優しく抱きしめてくれた
「遥………
で、でも…っ
遥は、司くんと一緒に住んでいるはずじゃ……」
「安心して
僕の知り合いに、金持ちの子がいて
その子に頼めば、ホテルの一室くらい
すぐに用意させれるよ」
「えっ……そ、そんな…ダメだよ!
友達を利用するようなマネ……っ」
「う〜ん……
友達…ではないんだけど……
大丈夫。
その子には、お礼をきちんとするから!」
「えっ……わ、私がするよ!
何すればいいのかな…?」
遥にしてもらうわけにはいかない
これは、私の問題なんだから…!

