私の中にあと二人いる 【 番外編2 】



「遥じゃねぇ

お前のとこの娘が俺の家に何故かいる
迎えに来い」



『えっ…!?
雫が…!?

わ、分かりました…っ!
すぐに迎えに上がります

毎回ご迷惑をおかけして、すみません!』



「いいから、早く来い」



『はい…っ!』





司の性格からして、急いでここに向かうはずだ

司は、今仕事が終わったとして…


仕事場から、ここまで30分はかかるか…


まあ、いい

俺は、蛍に疲れを癒してもらうだけだ




「蛍、俺と…………」


「お母さん!一緒にお風呂入ろ…っ!」


「うふふ……
うん。一緒に入ろう」


「やったぁ〜♡」





ちょっと待て……

それは、今俺が言おうとした台詞だ!


しかも、蛍のやつ…

なんか嬉しそうだし…


蛍を取られて、たまるか!




「蛍、俺と一緒に………」


「行こ!お母さん!」


「ふふっ…
そんな急がなくても大丈夫だよ」




遥の娘は、俺の言葉を遮ると
蛍の手を掴んで、蛍と一緒に風呂場に向かった




ふ、ふざけるな……っ!

俺の蛍を取りやがって…っ!


蛍のヤツも、毎日俺と風呂に入ってんのに…

今まで俺と風呂に入ってたことが嘘のような態度で……



やっぱり、あのガキは遥の娘だ!