〜 蛍 視点 〜



『では、誓いのキスを…』



私と恭也は神父の前やみんなの前でキスをした



『おめでとう!』

『幸せになれよなー!』

「ありがとう、みんな…っ!」



私は涙を流しながら、みんなに感謝の言葉を言った


恭也は、みんなに何も言わなかったが…
私の肩を抱いて笑っていた




『よかったわね、蛍…』


『恭也さん、娘をよろしくお願いします』



私の両親も私と同じで涙を流していて
恭也は、優しく笑って『任せてください』と言っていた

私は一人暮らしをしていたから
両親とは会えない日が続いていたけど
両親と久しぶりに会うときに恭也を連れて行ったら
二人とも恭也を気に入ってくれて
快く結婚を承諾してくれた



『恭也、しっかり
蛍ちゃんを守りなさいよ』


『そうだぞ、恭也
お前なんかと結婚してくれる人なんて
蛍ちゃんくらいなんだからな』



「うるせぇな
言われなくても分かってる

蛍を誰にも傷つかせねぇ」



恭也の両親も私たちの結婚を快く承諾してくれた
私なんかが恭也の妻でいいのか迷っていたときも、恭也の両親はそんな私を支えてくれた

恭也の両親は、とても優しい人たちだ



「恭也、蛍ちゃん…
結婚おめでとうございます」


「恭也、よかったな
蛍ちゃんと幸せになれよ」


「蛍、すっごく綺麗だよぉ!」


「蛍ちゃんが綺麗なのは当たり前だろ〜?
俺と遥の結婚式も来てね〜?」


「誰が慶都なんかと結婚するもんか!
次は僕たちの番だね〜?ね、司…♡」


「だから、俺はお前と結婚するつもりはねぇって…

恭也さん、蛍さん
結婚おめでとうございます
お幸せになってください」


『『『おめでとうございます』』』



恭也のときの鳳凰幹部と
遥、それに司くんとその幹部がお祝いしてくれた



「みんな、本当にありがとう…っ!」



私はこれから恭也の妻になる
不安はたくさんあるけど、恭也と一緒なら大丈夫



「蛍、この先もずっと愛しているからな…」


「私もだよ、恭也…
恭也だけをこの先も愛し続ける…」




そうして私たちは…

結婚して夫婦になった